シナリオについて
シナリオとは、ナレーションやシーン( 場面) の設定を分かり易く文章にしたもので、映画等では脚本と呼ばれています。
映像の制作では、このシナリオが作品の骨格となります。
動画を撮影したから、これからナレーションを考えようというのは、映像制作の上では考えられません。
映像制作における動画撮影は、シナリオを基本に演出家とカメラマンが撮影シーンのイメージを共有し様々なカットを撮っていくのです。
映像制作のシナリオ
起
オープニングとかプロローグ(序章)とかいうふうに呼ばれる個所。
作品の導入部にあたる。
「何故、この作品を制作したのか」作品を視聴してもらう上で必要とする知識を紹介する部分。
1
承
オープニング「起」で提起した事柄を受け、さらに進めて理解を促し、
物語の核となる「転」へつなぐ役目を果たす部分。
2
転
作品の核となる部分が「転」。作品の中でも最も大きな転機を見せる部分であり、
視聴者が最も知りたい事柄や想起を超える展開をする事によって関心や興味を引く部分となる。
3
結
エンディング又はエピローグ(終章)のこと。
「転」の結末、そして作品全体の締めくくりになる。
4
この一連の構成を簡潔に書式化したものをシナリオと呼びます。